【追悼】心の洗濯屋 倉本聰先生の訃報に接して

N「我々、映画やテレビにたずさわる者の、 やるべき仕事とは何なのか。
 それはー
 人々の心をわずらわしている日頃の苦しみや悲しみや憂いさを、きれいに洗い流し、一刻を忘れさせ、”感動” という二文字で包んであげることだ。 我々は心の洗濯屋なのだ」

※「やすらぎの郷 下 倉本聰 双葉社」第107話 P135より引用

北の国からをはじめ多くの作品を遺した倉本聰先生

感動で涙を流し、今まで数えきれないほどの心の洗濯をさせていただきました。


国民的ドラマ「北の国から」

富良野の大自然の中で描かれる黒板五郎、純、螢の生き様に自らの人生を重ね合わせ涙し、人生の節目で深く共感してきた方は多くいらっしゃると思います。

凉子「黒板さん」
五郎「?」
凉子「私ね」
五郎「ー」
凉子「教師のくせに。ー本当はぜんぜん自信ないのね」

※「北の国から 前編 倉本聰 理論社」第3回 P77より引用

このシーンを心に残るシーンとして取り上げる人は誰もいないと思いますが(^^;)

「教師という仕事に自信がない」そのことを五郎(田中邦衛さん)に話す凉子先生(原田美枝子さん)…個人的には自分の仕事と重なる部分があり心揺さぶられるシーンでした。

常識的には教師が保護者にこんなこと言っていいはずはないのですが、心に沁みるシーンでした。


「金を残すは三流、仕事を残すは二流、人を残すは一流」という言葉があります。

倉本聰先生は富良野塾での活動を通して、多くの人を世に送り出しました。富良野塾出身の方が多方面で活躍され、まさに多くの人を残してくださいました。

倉本聰先生のご冥福を心よりお祈りいたします。

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