性産業

北の国からと性産業についてまとめました。性産業をテーマにすることについて賛否両論あるかと思いますが、北の国からの登場人物の生き方を考えるにあたり大切なことと思い、取り上げることにしました。

連続ドラマ

北の国から連続ドラマ第14回より

タカシ君の家に遊びに行った純は、タカシ君の兄ちゃんが持っている成人雑誌を見せてもらいます。タカシくんは「クククッ。持ってけ」「やるよ!土産だ!」と純に成人雑誌を渡します。純はシャツの中に隠し、ひょんなことから成人雑誌を手にいれることになりました。

北の国から連続ドラマ第14回より

富良野に帰った純は、早速、正吉と2人で土産にもらった成人雑誌を見ることになります。真剣な表情で成人雑誌を見ている2人でしたが、正吉「お前ーこういうの見てムズムズしねぇか?」純「するンだよオオ!!」と自分たちの体の変化に驚いていました。

北の国から連続ドラマ第15回より

その後、純は森さんとこの新婚の嫁さんの白い足や町ですれ違う女性の胸が気になりはじめます。買い物の後、成人映画のポスターの前に立つ五郎を見て、語「(泣きそうに)そんなところに立たないでよォ!!」としゃがみこんでしまいます。

北の国から連続ドラマ第15回より

公民館での会合から帰った五郎は2階へ上がり、純と螢の寝顔を見ます。その際、純のバッグに成人雑誌(シナリオ本ではビニール本と記載)が入っているのを見つけてしまいます。五郎は気づいてあたふたするも、清吉に相談したりして何とか性教育をしなければと考えます。「オシベとメシベ」の話をする五郎でしたが、純と螢は何の話をしているのかよく分かっていませんでした。

北の国から連続ドラマ第16回より

杵次の葬式から帰った五郎は、成人雑誌を破いて燃やしてしまいます。それを見ていた純は、「自分は病気だ。頭が変になった。」と五郎に謝ります。五郎は「それは病気じゃない。大人になった証拠だ」と言い、これからは一人前の大人として扱うと話しました。

北の国から連続ドラマ第19回より

五郎は駒草でこごみから「妹さんは札幌のトルコ」という和夫こと悲劇サンの話を聞いてきました。その後、深夜、酔っ払った五郎は中畑木材を訪ねます。五郎「生き別れの妹さん、トルコにいるンだって?クククククッ」

北の国から連続ドラマ第21回より

富良野の街の夜の飲み屋で1つの噂が流れていました。駒草の客が「麓郷にいた娘がススキノのトルコで働いている。農協のスーパーで働いていた娘。店での名は雪子」と話しているのを五郎は聞いてしまいます。五郎が米山に話を聞いたところによると、つららが夢枕という名前の店で働いているということが分かりました。

北の国から連続ドラマ第21回より

駒草に飲みに行った五郎はこごみとつららの話をします。その時こごみは、「意外と人が考えるほど本人は惨めじゃないかもよ。私も東京で男にだまされて瀬戸際まで行ったことがある」と話していました。

北の国から連続ドラマ第21回より

草太のボクシングの試合の後、純と雪子はつららに会い喫茶店に行きます。純が「どこつとめてンの?」と聞いたのに対し、つららは「ファッション関係」と答えます。何も知らない純は雪子が泣いているのを見て驚いていました。

’87初恋

北の国から’87初恋より

アイコは「東京。-大阪。ー博多。ー札幌」で暮らしていたようです。草太に「何やってたンだ」と聞かれると、アイコは「いろいろ。良いこと(笑う)」と言葉を濁します。アイコも都会で苦労してきたと思われます。

アイコから「つららは結婚して赤ちゃんが生まれる。相手がいいやつで倖せにやってる」と聞き、草太は涙を浮かべていました。

’92巣立ち

北の国から’92巣立ちより

純とれいちゃんは毎週土曜日の8時、一緒に映画を見て感動を共有し合っていました。その後の語り「そのデイトにもそろそろ飽きがきてたンだ」のシーンで純の部屋の天井に貼ってあるヌードポスターが映ります。シナリオ本では「壁に貼られたボインのポスター」と書かれています。

北の国から’92巣立ちより

語り「(声をひそめて)その晩ボクはタマちゃんと別れてから生まれて初めてアダルトビデオを借りてきた」
スタートボタンを押す。
いきなり大声のあえぎ声が出てきて、焦りまくってボリュームを下げる。
純。
ー目をこらす。
語り「つまり、基礎的な勉強をしたわけで」

北の国から’92巣立ちより

純とタマコは「渋谷の街の物語」というラブホテルに入ります。「HOTEL JAPAN」「スタークレセント」「プリンセス」といった名前のホテルも渋谷のラブホテル街の1ショットとして映っていました。

’95秘密

北の国から’95秘密より

ゴミ収集の仕事をしている純は、古雑誌の中からエロ雑誌を見つけ広介にあげていました。
広介「いっつもお世話になってまーす」の台詞は映像のみでシナリオ本には掲載されていません。

北の国から’95秘密より

広介はエロ雑誌を開いたページを純に見せ、シュウの秘密を話してしまいます。

広介「森田あかね。書いてあるだろ?AVにも何本か出演してるって」「見つけたンだ富良野のビデオ屋で。”あかね悶える”って。借りて来て見たンだ。正吉も一緒に」

北の国から’95秘密より

純はレンタルビデオ屋に行き、シュウが出ていたAV『あかね、悶える』を借りてきます。

北の国から’95秘密より

シュウの秘密を純に話したことでアイコは広介を叱りつけます。台詞からアイコも都会で苦労してきたことが分かります。

アイコ「(突然叫ぶ)バカだねあんたわかってないねッ!!20年近く人間やってりゃ、誰だっていいたくない過去くらい持ってるよ!」「お互いそれはきかないのが礼儀でねッ」「いわなくてもいいことをさらけ出してさ、お互いいやな気分になるこたないだろ!」「たとえば私が福岡や札幌で、本当は何して稼いでいたか草ちゃん一度もきいたりなンかしないよ!」「女が1人でたべていくためにねッ、どんなことあるのかそういう失礼は」「あんただってそうだろが、実の姉ちゃんが食うためにどんな恥ずかしいことを」

北の国から’95秘密より

五郎「お前の汚れは石鹸で落ちる。けど石鹸で落ちない汚れってもンもある」「人間少し長くやってりゃ、そういう汚れはどうしたってついてくる」「お前にだってある」「父さんなンか汚れだらけだ。そういう汚れはどうしたらいいンだ。え?」

北の国から’95秘密より

シュウ「(読み出す)かくしてごめんなさい。東京での私のことを書きます。中学出るころ炭鉱が閉山して、東京に出て一人でパン屋さんにつとめました。パン屋さんのつとめはのんびりしていたけど、お金がいつもピイピイでした。ある日駅前の電気屋さんのウインドウに小さくてステキなCDデッキ見つけて、ほしくて毎日見に行ってました。何日か目に店のおじさんがニコニコ出てきて私に笑いました。映画出る気ない?いいお金になるよ。胸がもうドンドン音をたてて鳴りました。約束の日におじさんと新宿の事務所に行きました。そこには何人か男の人がいてカメラテストをするからといわれました。少しスカートをめくってみせて。やさしいお兄さんが笑っていいました。少しスカートをめくってあげました。膝の上までめくってくれない?めくりました。もっと上まで。パンティの線まで。いいか。エイッ、てめくってあげました。そしたら今度は私の胸をさして、ちょっとブラジャーを外してみようか」

純「(かすれて)今度の日曜。ー山部山麓デパートにいかないか」

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