『雑草の生活』中嶋朋子 新潮社

2001年に発行された中嶋朋子さんのエッセイを読みました。結婚・出産・育児を経験し感じたこと、自然を愛する中嶋朋子さんの日常が書かれています。

 

北の国からファンの方はご存知だと思いますが、中嶋朋子さんの息子さんは北の国から2002遺言に螢の息子の快役で出演しています。

 

写真やイラストのページを中心に内容の一部を紹介します。

「日がな一日、虫見て暮らす」

が、しかしワタクシ。自然豊かな北海道は富良野、それも山奥に仕事(TVドラマ『北の国から』の撮影)でとはいえ、20年近くも通い続けていたりもするもので、やや自然児的な傾向も見受けられ・・・
※『雑草の生活』中嶋朋子 新潮社 P11より引用
幼い頃から、北海道の野山を駆け巡り、人よりも虫や動物たちに触れる機会の方が多い生活を体験した私にとって、蝶、てんとう虫といった万人ウケするタイプをはじめ、蟻、クモ、毛虫に至るまで、虫全般が愛しい存在なのだ。
※『雑草の生活』中嶋朋子 新潮社 P12より引用

 

「オー・マイ・ママ!」

 

「愛しのアスパラ!」

 

「ニンプな日々Ⅰ」

 

「ナカジマ式進化論」

 

「フキノトウ後日談」

舞台をやっておりました私の所に、倉本先生と奥様がわざわざ観にいらして下さった日がありました。(中略)その際に舞台のこと、近況について、積もる話は山のようだったのですが、二言三言交わした言葉の後に、唐突にぽそりと一言。「お前、フキとフキノトウは違うからな」
※『雑草の生活』中嶋朋子 新潮社 P82より引用

中嶋朋子さんが以前書かれた“フキノトウ”ばなしを読んだ倉本先生から“物言い”がついたという話です。

そういえば”フキノトウ”と言えば、連続ドラマの第12回や第13回で出てきましたね~

 

「命がけの母子散歩」

写真を見ると、2002遺言の1シーンを思い出します。火のついた木の棒を持って走ってくる快を見て驚く螢のようです。

 

「タイセツナコト」

幼い頃から北海道という自然豊かな土地で長い時間を過ごした中嶋朋子さん。このエッセイを読んで自然を愛し大切にしたい中嶋朋子さんの気持ちが伝わってきました。

  

【関連ブログ】

2021年9月4日 『めざめの森を めぐる言葉』中嶋朋子著
https://kitanokunikara.blog/2021/09/04/nakajimatomoko-syoseki/

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