♪GIVE ME FIVE!(AKB48)のMV【杉田成道監督・脚本】

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

AKB48ファンだったというわけではないのですが、杉田成道さんが監督・脚本のずっと気になっていたMVを観てみました。定時制高校が舞台で約30分のドラマ仕立てになっています。個人的な感想ですが、やはり北の国から風な演出・ストーリーだと思いました。良い話でした。

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

物語の最後にAKB48によるGIVE ME FIVE!の演奏シーンという構成です。GIVE ME FIVE!は、AKB48のシングル曲としては5番目となる「桜ソング」だそうです。

 

「敦司くんへ。お元気ですか。」という弟への手紙を読む敦子(前田敦子さん)のナレーションで物語は始まります。敦子は両親が離婚し失業中の父親(平田満さん)と2人暮らし、弟と母親は離れて暮らしています。昼間はラーメン屋で働きながら定時制高校に通っています。

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

由紀(柏木由紀さん)は素直でおとなしい子ですが、中学時代にいじめられていたという過去があります。実家は印刷工場で、父親(酒井敏也さん)と母親(根岸季衣さん)と暮らしています。トラウマがあり、発作が起こることもあります。

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

みなみ(高橋みなみさん)は喧嘩っ早く気が短くきれやすいタイプです。バイト先をころころ変え、警備員のバイトをしているときはトラックの運転手と喧嘩をすることもあります。

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

優子(大島優子さん)は親が作った借金で家が大変だったけど、性格が明るい子です。夜には年をごまかしてキャバクラで働いて店の人気No1だと自慢していました。しかし、本当の姿を敦子に見られ、泣き崩れてしまいます。

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

担任の国語教師(陣内孝則さん)は別名マムシと呼ばれています。そのマムシがクラスの生徒にバンドやらねぇかと誘い、クラスメイトでバンドを組むことになります。

問題を抱えた4人を中心にバンドはスタートします。バンドのメンバーも少しずつ増えていき、卒業式の後に記念ライブをやることになります。

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

卒業式の日、自身も定年で教師をやめることになったマムシは柴田翔という作家の「されどわれらが日々」という本の一説を読みます。

「さようなら。またいつお会いできるかと思うと、悲しみが私を打ちひしぎます。この手紙を私の別れを私を分かってください。今こそよくわかります。あなたは私の青春でした。(続く…)」

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

マムシは最後、黒板に「困難」の文字を書きます。そして、こう話します。

「これと慣れあうか、まともにぶつかるか。慣れあうのはたやすい。まともにぶつかれば多分傷つくよな。傷つけば血が出る。痛いよな。でもその痛みを勇気っていうんじゃないのか。俺はそんな勇気が好きだ。ただし死ぬなよ。生きてろ。何があっても生きてろ。じゃあな。」

ラストシーンは卒業ライブ。ライブシーンの映像はAKB48の公式チャンネルでご覧になることができます。

 


【北の国からマニア向け】

◇物語が敦子(前田敦子さん)のナレーションで進むので、どうしでも純のナレーションと比べてしまいます(;^ω^)

◇敦子と優子が歩道橋の階段で肉まんを分けて食べるシーンを見ると、北の国から連続ドラマ第23回の純と螢を思い出してしまいます(;^ω^)

◇北の国からにも出演されていた平田満さん・根岸季衣さんの名演技にも注目です。

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより
GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

◇MVのメイキング映像を見ると、杉田監督は前田敦子さん・柏木由紀さん・高橋みなみさん・大島優子さんに細やかな演技指導をしています。AKB48メンバーの杉田監督への思いも収録されています。

・大島優子さん「北の国からのビデオを全部見てた。今回ご一緒させていただくことが光栄だなと思っている。」

・柏木由紀さん「こだわるところはちゃんとこだわってくださる監督さんだと思う。」

・高橋みなみさん「いつもにこにこしてて優しい、なんかお父さんというかおじいちゃんというか一緒にいて癒された。」

・前田敦子さん「杉田監督の人柄のよさが杉田組にすごく出てた。私たちにもすごくいい影響があった。みんなすごく優しい。」

◇北の国からで美術を担当された梅田正則さんが杉田監督からの依頼を受け、美術監督として参加しています。卒業ライブステージ「Baby Blossom」の制作に携わりました。

GIVE ME FIVE(AKB48)のMVより

 

AKB48公式サイト
https://www.akb48.co.jp/about/discography/detail_cd/?media_id=19

“♪GIVE ME FIVE!(AKB48)のMV【杉田成道監督・脚本】” への3件の返信

  1. 83冬考察
    ・冒頭に新聞配達の「新宿タイガー」が出演。たぶん本人。
    ・地下の建設現場で働く五郎さん達。たぶん狭軌なので、1982年ということから「有楽町線」か。
    ・紅白を聞きながら寝ている五郎さん。ラジオから「なごり雪」が。当時は紅白は21:00スタート。榊原郁恵さんは22時台後半出演か。・・・神社での初詣は、画面が夜なのでおそらく「2年参り」。紅白が終わってからみんなで神社へ初詣。なので麓郷にもあれだけの参拝客が。その後正吉が見つかって中畑さんの「大晦日にびっくりさせやがって」。このことから初詣は2年参りとして「12/31日説」を取ります。まあ年またぎなんでしょうけど。

    このあたり考察をお願いいたします。

    いいね: 1人

    1. いつもコメントありがとうございます。難問ですね(;^ω^)自分もちょっと考えてみます。2年参りという言葉、恥ずかしながら知りませんでした(-_-;)

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    2. サイト閲覧者から考察コメントいただきました。

      新宿タイガーは本人だと思いますが撮影依頼してだと思いますが。

      建設現場はトンネルの大きさからして鉄道ではなくて共同溝なんじゃないかな?狭軌は資材搬入トロの線路で本物では無いです。何度も開通前のトンネルで仕事しましたがちょと違う気がします。

      紅白は21時からでしたね。

      2年参りですか、紅白観てから家出るので黒板家からは車で5分くらいでしょうから0時前に到着かもしれません。 当時の麓郷神社の人出だと思います。麓郷交差点付近もたくさん家があったので。

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