
北の国から’92巣立ち、タマコおすすめの映画「陽のあたる場所」をだいぶ前ですが観てみました。
あらすじは純の語りどおりの内容です。
語「信じられないことにその映画は、美しい婚約者のできた青年が、妊娠してしまった昔のガールフレンドに結婚を迫られ、処置に困って山の湖でそのガールフレンドを殺してしまうという筋書きで」 純の顔 語「青年は最後に死刑になるわけで」 トロ子の顔 タマコ「おすすめよ」 ※「北の国から'92巣立ち 倉本聰 理論社」より






北の国から’92巣立ちのこのシーンが、陽のあたる場所のオマージュだというのがよく分かります。物語の流れはもちろんですが、登場人物の苦悩の表情までとてもよく似ていると思いました。台詞の内容も似ていて驚きました。
物語全体を通してのジョージ・イーストマン(モンゴメリー・クリフト)の優柔不断さが純(吉岡秀隆)ととてもよく似ていました。
タマコを妊娠させてしまった純がどんな気持ちでこの映画をみたのか想像を絶します。タマコはどういう気持ちで純にこの映画を勧めたのでしょうか??実はこの後にその続きとなるシーンがあるのです。
純とタマコは最後に公園で会い、タマコは純に百万円を返します。
タマコ「東京はもういい。私-卒業する」の後にシナリオ本のみに掲載されているシーンがあります。
タマコ「あれから何か、ーいいビデオ見た?」 純「-いや」 タマコ「-(ハッと、笑って)ああ!あれ、その時借りてきた?」 純「何」 タマコ「陽の当る場所」 純「-ああ」 タマコ「見たの?」 純「見たよ」 タマコ「(クスッと笑う)落ち込んだでしょう」 純「まいったよ」 タマコ「(笑う)意地悪しちゃった。フフ、うれしいなァ!」 純「-」 ※「北の国から'92巣立ち 倉本聰 理論社」より
タマコさん!そうだったんですか!!
この台詞あった方がいいなあ。そうしたら、明るくさわやかに別れられる。
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コメントありがとうございます。タマコの「(クスッと笑う)落ち込んだでしょう」「(笑う)意地悪しちゃった。フフ、うれしいなァ!」は映像ではなくシナリオ本に書かれている台詞なんですよね。たしかにこの台詞があるとないとでは、別れ方の印象がだいぶ違いますね。
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