そらちさんからの投稿です。
最近『北の国から』を観ていて、非常にマニアックな場面のロケ地を見つけたので、久しぶりにロケ地投稿をさせていただきます。
連続ドラマ第24回、恵子ちゃんの家が無くなっているのを見つけた純と螢は、偶然小川先生に出会います。3人は高台の公園(目白台1丁目遊び場(本シリーズ第21弾参照))に向かって歩きながら話をします。
《街中》
小川先生と純、螢
小川「どうしてた」
純「ハイ」
小川「北海道の暮らしはどうだ」
純「ハイ」
小川「勉強してるか」
純「イエ・・アンマリ」
小川「みんなしてるぞ」
純「・・・」
小川「タカシも清水も予備校に行きだした。恵子ちゃんは・・そうだ、きいてるか?」
純(見る。首をふる)
小川「アメリカに行ったンだ」
純。
螢。
小川「家の仕事の都合でな。この間手紙が来てた。英語の手紙だぞお前、立派なもンだった」
純。
《渋滞する道路》
小川の声「純はいま毎晩何時頃寝てる」
《回転ジャングルジム》
純の声「さァ・・九時頃かな」
《公園》
小川「九時?!」
純「ハイ」
語り「ショックだった」
小川「ずいぶん早く眠るンだなお前。みんな十二時頃までは勉強してるぞ」
純「・・・」
小川「タカシも清水も小池も・・山岡まで。もう一年で受験だからな」
語り「拝啓恵子ちゃん。ショックです」
※倉本聰著『北の国から・後編』(理論社)より抜粋の上、映像に合わせて一部修正
ドラマでは小川先生の話がフェイドアウトする中、凉子先生に会いたいという純の素敵なモノローグが続きますが、本論から逸れるので割愛いたします。
さて、今回発見したのはこの中の《渋滞する道路》の7秒ほどの場面(写真1枚目)のロケ地です。昨日ジョギングがてら現地を確認いたしました。

この場面の撮影地は、東京都文京区目白台1-15サニーハイム目白台付近の目白台二丁目交差点です。同交差点から不忍通りを護国寺方向に向かって見た眺めが写真2枚目になります。

見比べてみると、画面前景の3車線の道路、下り坂、中景の目白台二丁目歩道橋、歩道橋左側の「通り」「白台二丁目」の表示、歩道橋の下に見える奥の信号機、右上に見える手前の信号機、その上の裏側が見える看板、看板と同じ高さで遠景の白い建物などが一致しています。
ストーリー上、次の舞台になる目白台1丁目遊び場のすぐ近くで撮影されていたことが判明いたしました。
以上、細かすぎるロケ地のご紹介でした。お付き合いいただきありがとうございました!
【関連ページ】
東京ロケ地シリーズ第21弾
https://kitanokunikara.blog/loca-tokyo-21/
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