東京ロケ地シリーズ第50弾

北の国から’89帰郷、純とエリが一万円札を探すのに歩いた町屋界隈を紹介します。第16弾（2021年11月）以来、約3年ぶりに町屋を歩きました。

まずはシナリオ本からシーンの紹介です。映像化されていない台詞も載せています。

モンタージュ
　・薬屋
　　札を出させて調べるエリと純
　　店員と話し合い、使った先の記憶をたどる。
　・酒屋
　・ラーメン屋
　・宝クジ

語「その日一日ぼくらのやったことは、たぶん世界でも例がないンじゃないかと思う。一枚のお札の行方を探すこと。行く先々でみんなびっくりし、面倒がられ、時には怒鳴られ、それでもエリちゃんはひどくねばり強く、手を合わせたり、かわいく頼んだり、― 二か所ほど、ちょっとタンカを切ったけど、とにかくぼく以上にムキになってくれ。それはほとんど涙が出るほど感動的な行為だったわけで」

歩くエリと純
語「父さん―！父さんの泥のついたお札を、こんなに真剣に探してくれています。この娘は仲間からもヤバイと思われてる相当ハズれた女の子です。だけど父さん、―この娘も僕も、決して不良じゃありません」

※「北の国から’89帰郷」倉本聰 理論社 P121～122より引用

東京ロケ地の説明とあわせて、ドラマ映像と現地写真（2024年12月撮影）を紹介します。

CAFFEE　MACHIYA　‘89帰郷。純がエリちゃんと会った喫茶店。
元広島東洋カープ、2022年よりMLBシカゴ・カブスに在籍している鈴木誠也選手のお父様が店主だった。京成電鉄のガード下に建物はあったが、耐震化工事が行われ現在はない。

京成本線のガード下歩道　’89帰郷。一万円札を探す純とエリが歩いた歩道。ガード上に京成本線が走るのが見えた。

町屋駅前の都電荒川線　’89帰郷。一万円札を探す純とエリが都電荒川線の線路を渡る。2人が渡るのを都電荒川線の車両が待っていた。

町屋駅前の尾竹橋通りの横断歩道　’89帰郷。一万円札を探す純とエリが渡った横断歩道。

らぁめん天元　’89帰郷。純とエリが一万円札を探すのに入ったラーメン屋。2024年現在も営業中。

中田青果店　’89帰郷。純とエリが一万円札を探すのに入った青果店。別の場所に移転した店舗も現在はなくなっている。

町屋駅前東口商店街　’89帰郷。純とエリが一万円札を探し回った後に歩いた道。後ろに竹やぶが見える。

町屋のロケ地で場所が判明していないのが薬屋と酒屋です。今回の訪問でもいくつかの商店で聞き込みをしました。結果的に場所は分からなかったのですが、どのお店の方も親切に話を聞いてくださいました。古き良き下町の人情が息づいている街だと感じました。それと今回の訪問でもMLBプレーヤー鈴木誠也選手のことが話題にあがりました。鈴木誠也選手が町屋の誇りであるのだと改めて思いました。

東京ロケ地シリーズ第16弾
https://kitanokunikara.blog/loca-tokyo-16/

東京ロケ地シリーズ第49弾
https://kitanokunikara.blog/loca-tokyo-49/

←第49弾　　第51弾→

共有: