映画「ラストソング」吉岡秀隆さん出演・杉田成道さん監督

映画「ラストソング」(1994年)は、スターを夢見て博多から東京へ旅立った2人のミュージシャンと1人の女性の4年間の青春の軌跡を描いている物語です。

ボーカルの修吉役に本木雅弘さん、ギターの一矢役に吉岡秀隆さん、その2人とともに夢を追う倫子役に安田成美さん、他に石坂浩二さん・倍賞美津子さんが出演しています。監督は「北の国から」でもおなじみの杉田成道さんです。

夢へ向かって歩む若者たちの力強さ、恋愛、残酷な現実、人間関係の変化、ほろ苦い青春が杉田監督のもと見事に表現されている映画です。映画「海の沈黙」でも見せた本木雅弘さんの情熱的な演技と繊細で影のある吉岡秀隆さんの演技が見事にマッチしています。

この映画のためにギターの練習をしていた吉岡秀隆さん。杉田監督から「曲も作れ」との指示を受け、吉岡秀隆さんが自ら作った曲が映画タイトルと同名の「ラストソング」です。

友達をなくしたことがありますか?

俺は今日、大事な友達をなくした。

俺は今一人だ。

一人でいることがこんなに寂しくて、こんなに怖くて、こんなに寒いことを初めて知った。

俺は歌うよ、あいつのために。

ラストソングだ。

・・・物語の終盤、吉岡秀隆さん演じる一矢がコンサート会場の観客に向かって語ります。

そして一矢(吉岡秀隆さん)が作詞・作曲した「ラストソング」を歌います。

「友達をなくしたことがありますか?」

映画のストーリーで考えると、事故死したケンボーや決別した修吉に向けての曲のようですが、どうもそれだけではないと思われます。

吉岡秀隆さんが兄のように慕っていた尾崎豊さんへの追悼の思いが込められている気がします。尾崎豊さんがいなくなった寂しさとともに、彼が残した歌を信じて歌い続けていく生きていくという決意が感じられます。

こちらで曲を聴いてみてください♪

 

WOWOWで視聴できます。
https://www.wowow.co.jp/detail/010653

 

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挿入歌(尾崎豊)
https://kitanokunikara.blog/music-ozakiyukaka/

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