6月7日(土)、東京都写真美術館で舞台挨拶付き上映を観てきました。先月、恵比寿ガーデンシネマで観たのに続き2回目になります。

人にとって死とは何か?他者との関わりとは?人は悲しみの中どのように生きていくのか?いろいろなことを考えさせられる作品です。
亡き妻の骨壺を抱え、死に場所を探し、彷徨う男、市井祐介を演じたのが水津聡さん。骨壺を首から下げる姿がとても印象的でした。舞台挨拶での監督の木庭撫子さんの話によると、市井役は水津聡さんへの当て書きで脚本を書いたとのこと。
木庭撫子さんは水津聡さんに骨壺を用意して熊本県山鹿市まで来るよう依頼したそうです。水津聡さんはまわりの目を気にしながらも飛行機に乗って山鹿市まで来たとのことです。撮影の前からストーリーはもう始まっていた、リアリティを追求するエピソードも聞かせていただきました。
灯籠師の宮本友恵を演じたのがたむらもとこさん。こちらの役は当て書きではなかったので、木庭撫子さんから「かわいらしいイメージのたむらもとこさんとは違うため、ニコニコ笑わないで」と演技指導が入ったとのこと。木庭撫子さんとたむらもとこさんは富良野塾での同期でもあり、お互い下の名前で呼び合う仲の良さだけでなく、切磋琢磨し一つの作品を創り上げていく絆のようなものも感じました。
木庭撫子さんは、たむらもとこさん、山本直人さんとは富良野塾5期生の同期。10期生の水津聡さん、7期生のにしやうち良さんは後輩。撮影では俳優として演じるだけでなく、皆さんで裏方の仕事も分担。コロナ禍で行動が制限された中での撮影で、ご苦労もあったそうです。
舞台挨拶後に写真撮影、木庭撫子さんよりSNS等でどんでん宣伝してくださいとのお話がありました。
写真左から、木庭撫子監督、知江崎ハルカさん、高山洋平さん、水津聡さん、くまモン、まひろ玲希さん、たむらもとこさん、にしやうち良さんです。
6月3日(火)~6月22日(日)まで東京都写真美術館で公開されています。北の国からファンの皆さまにぜひ観ていただけたらと思います。
映画『骨なし灯籠』公式サイト
https://honenashi.com/
熊本やまが映画プロジェクト
https://www.instagram.com/kumamoto_yamaga_eiga/
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