まずは歴史の勉強から😅
庚午事変(こうごじへん)をご存知でしょうか?よく知らなかったので、ネットで調べたところによると・・・。
明治3年(1870年)に当時の徳島藩淡路洲本城下で洲本在住の蜂須賀家臣の武士が、筆頭家老稲田邦植の別邸や学問所などを一方的に襲った事件で稲田騒動とも呼ばれています。この事件により、徳島藩側の主謀者は処分され、稲田家側は明治政府から主人の稲田邦植以下、家臣全員に北海道の静内郡と色丹島への移住開拓が申し渡されます。
『ドラマへの遺言 倉本聰,碓井広義 新潮新書2019年』に稲田家が北海道の静内に移住を命じられたことが書かれています。その稲田家の移住が北の国からのストーリーにつながっていると倉本先生は話されています。
「それでね、僕がそのころ考えた物語があるんです。タイトルは『北の国から1900』。黒板一家のルーツを探るっていう話です。」
(中略)
「ドラマでは、一行が襟裳岬の方に流されるんですが、その末裔が黒板五郎の一家。黒板一家は山道をたどって富良野まで来るわけですよ。で、川のほとりに家を造るんだけど下流にもう1軒、別の一家が住んでいた。黒板一家はその上流に家を構えたために水争いが起き、両家は激しく対立して険悪になるんです」
「そんな中で黒板一家の息子と川下の家にいる娘が恋をする。それを純と蛍、つまり吉岡(秀隆)と中嶋(朋子)でやろうって。2人が原野の中でまぐわうんですよ。それをやりたかった」
「2人がまぐわったところで、うしろの景色が変わっていくんですよ。ここはCGで、どんどん森が薄くなったりして、そこへ一家の歴代のフィルムが重なっていく。5代目くらいに黒板五郎のあの顔が出てくる。そして、最後に純と蛍が出てきてそれが全部畑になったところを走り出して、♪らら〜ららら〜で始まる1981年からの物語につなげる。そういうドラマを僕は真面目に考えた」
※ ドラマへの遺言 倉本聰,碓井広義 新潮新書2019年 P147〜P148より一部引用
いやこれは映像で観てみたい!映像化されなくてもシナリオで読んでみたい!という思いに駆られました。現在のところ「北の国から1900」のこれ以上の情報は分からないのですが、その内容に近い映画を紹介します。
映画「北の零年」2005年公開
そらちさんから「北の零年」が、明治政府により徳島藩・淡路島から北海道静内へ移住を命じられた稲田家と家臣の人々の物語であることを教えていただきました。黒板一家のルーツを探ろう!と思い、映画を観てみました。






北海道に移住し、開拓が始まった頃のシーンです。北の国から感あるある場面を選んでみました。詳しいストーリーの紹介はここでは省略しますが、気になる方は「北の零年」をぜひ観てみてください。
【参考サイト】
北の零年 東映ビデオオフィシャルサイト
https://www.toei-video.co.jp/catalog/dutd02436/


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