北の国からで黒板令子を演じたいしだあゆみさん。今回はいしだあゆみさんが出演している他作品でぜひ観ていただきたい5作品を紹介します。
◇駅 STATION(1981年)

英次(高倉健さん)の元妻、直子を演じています。離婚を承諾した直子、動き出した汽車の中で笑って敬礼をするが、その目には涙が溢れています。出演時間は短いですが、オープニングのシーンでいしだあゆみさんの存在感が光る名作です。
◇男はつらいよ 第29作 寅次郎あじさいの恋(1982年)

人間国宝 加納作次郎(片岡仁左衛門さん)宅で女中として働くマドンナのかがりを演じています。控えめながらも情念を内に秘めたかがり、思いを秘めて寅さん(渥美清さん)の寝室に入ってきます。寅さんとかがりが鎌倉でデートするのに連れてこられた満男(吉岡秀隆さん)との共演シーンも注目です。
◇火宅の人(1986年)

桂一雄(緒形拳さん)の妻、ヨリ子を演じています。家庭を捨て新劇女優の恵子(原田美枝子さん)と同棲したり、葉子(松坂慶子さん)とあてのない旅に出る一雄。ヨリ子は夫の浮気を知りながら家庭を守り5人の子を育てます。怪しげな宗教の力にすがるようになるヨリ子、いしだあゆみさんの怪演も注目の作品です。
◇時計 Adieu l’Hiver(1986年)

スケート選手を目指す夕子(中嶋朋子さん)の母親でコーチでもある令子を演じています。北の国からと同様いしだあゆみさんと中嶋朋子さんの母娘共演です。まわりの大人たちに翻弄される母娘、スケート選手を目指し努力しますがその結末は・・・。夕子の父で令子の元夫の二郎に渡哲也さん、居酒屋の主人役で田中邦衛さんも出演されています。フィギュアスケート競技の経験者でもあるいしだあゆみさん、スケート技術も見どころの1つです。
◇学校II(1996年)

高等養護学校の教師、玲子先生を演じています。障害児教育に情熱をもち、生徒の気持ちを第一に考える心優しい先生です。クラスの担任の竜平先生を西田敏行さん、障害をもった生徒役の吉岡秀隆さんと共演されています。
【関連ブログ】
北の国からマニア通信が選ぶ寅さん第3位「第29作 男はつらいよ 寅次郎あじさいの恋」
https://kitanokunikara.blog/2024/05/08/torasan-6/
「はかなげなまばたきの裏にひそむ したたかな光りの重たさ」いしだあゆみさんインタビュー記事(週刊朝日1982.4.30)
https://kitanokunikara.blog/2024/05/13/ishidaayumi/
「田中邦衛さんを偲んで」いしだあゆみさんインタビュー記事(ゆうネット2022年冬号)
https://kitanokunikara.blog/2024/05/23/ishidaayumi-2/


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