
純のナレーションでは「いつもトドと組んでいるジイヤンという恐ろしく無口な人」と紹介されています。そのジイヤンを浜松朝男さんという方が演じているのは、北の国から2002遺言のシナリオ本で確認できます。

トドとジイヤンが遭難した際のテレビニュース映像では「峰岸八郎さん(68)」と出ていました。ドラマ中でジイヤンが「峰岸八郎さん」の名前で呼ばれるシーンはなかったかと思います。ジイヤンの名前まで決めているあたりはさすが北の国からだと感じます。細部までこだわって作られているのでしょうね。

前回の投稿で紹介した「僕たちの好きな倉本ドラマ(別冊宝島)」にジイヤンのことが書かれていました。流氷シーンの過酷さを杉田成道さんが話されていますが、ジイヤンが【ホントの漁師】ということにも驚きました。
―『'02遺言』の流氷シーンでは、流氷に唐さんを乗せて、スタッフは去っていっちゃったわけですよね。
そうです。映っちゃうから、唐さんとジイヤン―彼ホントの漁師の方ですけど、あの二人だけです。あれも落っこっちゃったら五十秒で死にますからね。
※「僕たちの好きな倉本ドラマ(別冊宝島)」宝島社2003年10月27日発行 P22より引用
演技は素人の漁師の方なので【無口な人】という設定になったのでしょうか?このあたりは連続ドラマで向田順子ちゃんを演じた高橋のぞみさんに通じている部分があるように思いました。子役ではない地元の子だったため台詞がなく【無口な子】になったのでしょうか?
ジイヤンの出演シーンをいくつか紹介します。





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