「北の国から」と「優しい時間」その３

「北の国から」と「優しい時間」その１では、両作品に出演された俳優さんについてまとめました。

「北の国から」と「優しい時間」その２では、両作品に共通するロケ地についてまとめました。前回の投稿で抜けていた富良野神社も掲載しました。（2023年12月21日追記）

本シリーズラストとなるその３では、両作品に共通する設定や台詞など私が気になった事柄についてまとめていきます。

以下、◇が優しい時間、★が北の国からについてです。

　

＜共通する登場人物の名前＞（俳優名敬称略）

◇涌井勇吉（寺尾聰）
★和久井勇次（緒方直人）’89帰郷・’92巣立ち・’95秘密

◇水谷三郎（時任三郎）水谷美子（手塚理美）
★水谷（水上功治）’89帰郷、水谷・ゴミ収集車の運転手（山田明郷）’95秘密、水谷彰（大森博）水谷凉子（原田美枝子）2002遺言

◇佐久間・砂利屋（久保隆徳）
★佐久間拓郎（平賀雅臣）2002遺言

◇立石・水道屋（國村隼）
★立石先生（矢田稔）連続ドラマ第15回・第17回

◇中里（北島三郎）
★中里・GS従業員（前沢迪雄）連続ドラマ第3回・第19回

◇天野六介・六さん（麿赤兒）
★高村吾平・トド（唐十郎）2002遺言
名前は違いますが、2人のキャラクターが重なってみえます（笑）

　

＜ストーリーごとに共通する設定や台詞など＞

第１話　雪虫

◇雪虫の描写
★螢の語「翌日、初めて雪虫をみた」2002遺言

◇立石の娘の「デキチャッタ婚」
★中畑すみえの「デキチャッタ婚」2002遺言

◇めぐみの誕生パーティーの回想シーン、ハッピーバースデーを歌う。
★純の誕生パーティーの回想シーン、ハッピーバースデーを歌う。連続ドラマ第2回

第２話　拓郎

◇田村「麓郷の方えらいことになってるぜ」「遅まきの人参はこれから丁度収穫だってのに、それがどんどん流れ出てるンだ」
★中津の家の人参畑が流される。’87初恋

◇勇吉「馬鹿な話をしてますネ私」
★清吉「おかしな話、私、してますね」連続ドラマ第23回

第３話　初雪

◇アズは悲別の炭住に住んでいた。炭鉱事故で父さんが死んだ。
★中畑ゆり子の夫は夕張で死んだ。’84夏

◇勇吉にせまる朋子「一人でいて急に、ー肌恋しくなることってない？」
★五郎にせまるゆり子「男、欲しいなって」「思うよ本当に」「時々だけどさ」「五郎ちゃん思わない？」’84夏

◇東京に住んでたという会話
美可子「東京はどちら」勇吉「ー吉祥寺です」美可子「アラ。ー私は石神井です。吉祥寺にはよく行きましたわ」
★五郎「東京はどこに住んでた」こごみ「最初阿佐ヶ谷。それから新大久保」五郎「新大久保？」五郎「どこいら」こごみ「明治通りのほう」五郎「交差点越える？」･･･。連続ドラマ第18回
★純「どこどこ、東京の」シュウ「高円寺のほう」純「ええッ、オレ中野！すぐそばじゃんかァ。高円寺のどこ？中央線のどっち側」シュウ「青梅街道に近いほう」･･･。’95秘密

第４話　根雪

◇朋子「やっぱりもうやったね」拓郎「やってないですって！」
★トド「うちとこの嫁とは、もうやったのか」純「イエ！とんでもない！やってません！」2002遺言

第５話　記憶

◇男「ここらは熊が出るンですか？」
★純「ここらは熊出ませんか」連続ドラマ第1回

第６話　聖夜

◇サンタクロースになってプレゼントを持って家々を回る。
★純・広介・チンタが馬そりに乗ってクリスマスプレゼントを配る。’87初恋

第７話　息子

◇紅白歌合戦がラジオから流れている。
★紅白歌合戦がラジオから流れている。’83冬・’92巣立ち

第８話　吹雪

◇美可子とリーダーの男が吹雪で遭難する。
★大雪の日、純と雪子が遭難する。連続ドラマ第10回

第９話　傷痕

◇拓郎「刺青の消せる消しゴムあるかって」
★シュウ「（小さく）昔のこと消せる消しゴムがあるといい」’95秘密

第10話　刺青

◇美可子「富良野って地名の方がパッと頭を占めちゃったの。テレビドラマで憧れてたから」
★テレビドラマって北の国からのことですね！

◇美可子「それが私ー体の関係が出来ると相手の方不思議と死んじゃうの。もうー（一寸考えて）三人も」
★吉野「おじさんの好きな人はみんな死んでいく」連続ドラマ第23回

第11話　雪解け

◇相場「いよいよ今日かい娘さんの式」立石「う」
★山下「以前の素朴さ欠けてきましたね」五郎「う」2002遺言

　

＜倉本先生のこだわりについて＞

◇メグの描写について（第1話）

北の国からのシナリオ本でも挿入歌の指定はよくあるのですが、このような描写についての指定はなかったと思い紹介させていただきました。北の国からのシナリオ本で描写について書かれている場面をご存じの方がいらっしゃいましたら教えてください。

◇勇吉と拓郎が再会するシーンの台詞について（第11話）

シナリオ本を見ると、勇吉の台詞は「よオ！」と書かれています。

映像で確認すると、勇吉は「やあ」と言っていました。

台詞を変えられてしまったことについて、倉本先生はインタビュー等で話されています。

詳しくはこちらの記事をお読みください。

NEWSポストセブン
倉本聰が貫くこだわり　台詞を変えた寺尾聰を二度と起用せず
https://www.news-postseven.com/archives/20190317_1329624.html?DETAIL

　

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